白斑の特徴

カネボウの美白化粧品に含まれる「ロドデノール」は白斑を引き起こす原因となり、2013年7月に自主回収が開始されました。厚労省や消費者庁でも注意喚起され、市場からロドデノール配合の化粧品は完全に無くなっています。



●白斑の原因
白斑は皮膚が白く抜けてしまう症状です。回収されたカネボウの美白化粧品にはロドデノールが配合されていました。このロドデノールにはチロシナーゼ活性を阻害する作用に加え、メラノサイト細胞を破壊する働きまでありました。このロドデノールは経皮吸収型に優れていたため、角質層の奥の基底層まで届いていた事になります。白斑はメラノサイトが破壊されることで発生する症状です。

美白化粧品にはロドデノールだけでなく、ビタミンC誘導体、アルブチン、コウジ酸、プラセンタ、トラネキサム酸など、多くの成分が配合されています。その中でも、ロドデノールだけがこのように多くの白斑被害を出してしまいました。カネボウはロドデノールを2%という高濃度で配合していました。さらに、経皮吸収に優れていたために発生したということになります。 白斑の被害の多くは首が最も多く、手の甲や腕、頬、フィエイスラインなどに見られます。

●美白化粧品 回収 商品


回収された美白化粧品はロドデノールを配合したタイプです。カネボウのブランシールスペリアをはじめ、インプレス、トワニー、スイサイなどがあります。その他、関連会社のリサージ、エキップの美白化粧品も回収の対象になりました。ロドデノール配合の化粧品による白斑被害は少しずつ終息していますが、未だに治療方法に不明な点が多いのが現状です。

●白斑治療の方法
白斑を確実に治療する方法は未だにわかっていません。日本皮膚科学会のガイドラインでは、ステロイドの外用薬をはじめ、タクロリムス軟膏、PUVA療法、ナローバンドUVB照射療法などがあります。まずは皮膚科で診療してもらい、大学病院などで治療を行う事もあります。

●その他の美白成分も注意
白斑被害の多くはロドデノールが原因でした。しかし、ロドデノール以外の美白成分からも、わずかですが白斑被害の報告があがっています。その一つがハイドロキノンです。ハイドロキノンはシミを薄くする作用があります。5%を超えるような高濃度のハイドロキノンは白斑を引き起こす恐れがあります。同じ部位の長期使用には注意が必要です。

その他、白斑を引き起こす恐れがある美白成分にアスコルビル酸2グルコシドがあります。わずかの件数ですが、アスコルビル酸グルコシドによる白斑被害が報告されています。アスコルビル酸グルコシドを高濃度で配合した美白化粧品を長期間使用すると、白斑を引き起こす可能性があります。グルコシドを分解する酵素は角質層に存在せず、皮膚の深部に存在します。そのため、基底層にあるメラノサイトにダメージを与える恐れがあります。
カネボウの化粧品に含まれるロドデノールによって発生する白抜け、白斑について解説